2008年09月14日(日)
傍聴席からの「熱」視線
中村です。
すでに大分前ですが,訴訟にて証人尋問を行ったときのこと。
互いに相手の弁護士による質問内容に「異議!」を唱えて
結構,荒れた証人尋問となりました。
ところで,ふと気が付くと傍聴席には,それと分かる関係者以外に,
オジサマが座っていて,すごく熱心にメモを取っていました。
スキンヘッドで,それがとても似合う精悍な顔つきのオジサマで,
眼光するどく私のことを見ている訳です。
こ,こ,これも相手方代理人の策略か?!
怖いオジサンに僕を睨ませて,怯ませようとしているのか!?
いずれにしても,すごく怖そうだ!
とりあえず,謝ってこようかな
(何について謝る?)
とか思っていました。
あとで依頼者に聞いても,全然知らない人ということで,
二人で,あんなに熱心にマジメに聞き入って,
なにものだったのだろうと話をしながら帰ったくらいでした。
そうしましたら,後日,その事件の件で
裁判所(書記官の方)から電話がありました。
裁判所から予想外の電話を受けると弁護士は結構緊張するもので,
「なんだろう?このタイミングで?」と思いながら電話を受けました。
裁
「お忙しいところすみません,実は,先日の証人尋問を傍聴された方から,
先生のお名前と電話番号を教えて欲しいと言う連絡があったのです」
僕
「はい?」
(僕の名前とかを知らない傍聴人って,あの「スキンヘッドの方」しかいないよな。
こわいなぁ〜,なんか文句でもあるのかな〜)
裁
「やっぱり先生のご許可を頂いてから教えようと思って」
僕
「あの〜,どんなご用件で知りたいのか,分かりますか」
(おそる,おそる)
裁
「たぶんですが事件の依頼をしたいみたいです」
僕
(はい?!)
裁
「それで,いろいろな訴訟を傍聴されているようで」
「どうされますか?」
「先生お困りの様子だから現在の手持ちの案件で手一杯といかなんとか言って,
やんわり私のほうからその旨をつたえましょうか」
→良い方です
僕
「はい,実際に新事務所設立を控えて,てんやわんやなんです」
(ちょうど,ラーネッド設立直前期の話です)
裁
「わかりました。でも,裁判記録は誰でも閲覧できますから,
自分で調べて電話が行くかも知れませんね、ははは」
僕
「ははは」
(って笑うなよ。って何で僕まで笑ってる?)
結局,どうやら事件依頼のご相談のようでした。
僕のことを睨んでいたのではなく,ご興味を抱かれたみたいで,
一生懸命に見つめていたというか,観察されていたみたいです。
あつい視線を送られるなら,やっぱり男性ではなく…(以下,略)。
なお,その後,スキンヘッドの傍聴人の方からは電話はありませんでした。
といいますか,よく考えたら人事訴訟でしたので,民事訴訟と異なり,
「裁判記録は誰でも閲覧できます」ということはなく,
書記官の方の冗談だったのですけどね。
(すぐに気づかなかった自分が恥ずかしいです。)。
ではでは